【台風関連】破損・浸水した太陽光発電パネルでの感電防止
台風が近づいていますね…
太陽の光で電気をつくりだしてくれる、太陽光発電設備。
頼もしい存在ですが、破損・浸水した設備に触れると感電事故の恐れがあります。
見ただけでは破損しているかどうか分からない場合もありますので、
どうか不用意に近づかないようにしてください。
もし、破損・浸水した設備を見かけたら、設備の事業者や管理者まで連絡してください。
○破損・浸水してしまった時の対応
・破損・浸水した太陽電池発電設備は、接近すると感電するおそれがあるので、むやみに近づかないようにしてください。
・太陽電池パネルは光が当たれば発電をすることがありえます。
このため、素手で触ると感電するおそれがあります。
周囲にロープを張るなど、関係者以外が不用意に立ち入らないような対策を行ってください。
・被害の対処にあたっては、50kW未満の太陽電池発電設備の場合は販売施工業者に、50kW以上の太陽電池発電設備の場合は選任されている電気主任技術者に連絡し、太陽電池発電設備に充分な知見のある者が作業を行うようにしてください。
・復旧作業等でやむを得ず取り扱う場合は、ゴム手袋、ゴム長靴着用等の感電対策を行ってください。
浸水した場合は、水が引いた後であっても集電箱内部やパワーコンディショナ内部に水分が残っていることも考えられます。
この場合、触ると感電するおそれがありますので、感電対策を行い、感電事故防止に努めてください。
○産業保安監督部や経済産業省への連絡
・10kW以上の太陽電池発電設備の設置者におかれては、設置者や所有者等による事故報告が必要となる場合がありますので、被害の発生を知ってから24時間以内に、最寄りの産業保安監督部へ報告してください。
・それ以外の皆様におかれても、破損・浸水した太陽電池発電設備を見かけたら、感電のおそれがありますので、最寄りの産業保安監督部や経済産業省または設置者や所有者等までお知らせいただきますようお願いします。
▽報告先
中部近畿産業保安監督部近畿支部 電力安全課
TEL:06-6966-6056
FAX:06-6966-6092
E-mail:exl-kinki-denkijiko(アットマーク)meti.go.jp
※(アットマーク)を@に変更の上送信してください。
※上記報告先は当社お客様。
他地域の方は経済産業省ホームページをご確認ください。
https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/electric/detail/houkokusaki.html
<参考資料>
○経済産業省「太陽電池発電設備による感電事故防止について」
https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/oshirase/2021/07/20210705.html
○太陽光発電協会「太陽光発電システムの水害時の関電の危険性について」
https://www.jpea.gr.jp/wp-content/uploads/t190531.pdf