【社員のつぶやき】地域・自然共生型の再エネを目指して② ~私たちが選ぶ「電気代の『行き先』」~
前回の記事では、能勢町のゾーニングや条例についてお話ししました。
各地での設置ルールも大切ですが、私たち電気会社が「どの発電所から電気を買い、供給するか」ということも、同じくらい重要だと考えています。
当社は、こだわって地域の「国崎クリーンセンター」の廃棄物発電(未利用エネルギー)と再エネ等を組み合わせ、2023年から実質的にゼロカーボンの電気を供給しています。
こだわり調達先や電源構成について▶こちら。


気候変動対策としてこのような地産のゼロカーボンの電気、再エネを増やしていく・使っていくことが重要です。しかし、私たちは「再エネなら何でもいい」とは考えていません。能勢・豊能まちづくりでは、お届けする電気を調達する際、独自の「自然エネルギー調達・販売方針」を定めています。
■ 私たちが大切にしている5つの方針
- 環境への貢献:地域資源を持続可能な形で活用していること。
- 地域負荷の低減:生態系、騒音、景観への負荷が小さく、住民に受け入れられていること。
- 住民主体の関与:地域の方々が主体的に関わり、その意思が尊重されていること。
- 地域経済への還元:発電による利益が、適切に地域内で循環していること。
- 責任ある管理:運転終了後の廃棄まで、責任を持って管理される計画であること。
この基準に基づき、私たちは特に「屋根置き太陽光」の電気を積極的に買い取っています。建物の屋根を活用する方法は、自然破壊や景観問題のリスクが低く、地域と共生しやすい形だからです。設置された方の防災対策等になるなどメリットもあります。
一方で「地上設置の太陽光」についても多くの買取依頼をいただきますが、たとえ安価な電源となる場合でも、環境省などのガイドラインを参考に1件ずつ慎重に内容を確認・審査しています。災害のリスク、自然・景観の破壊、近隣住民の方々の同意……。基準に照らし合わせ、本当に「良い再エネ」だと判断したものだけを選びたいと考えています。
「こだわり再エネ」を買うのは手間がかかってしまいますが、能勢・豊能の地域を大切にするのと同じように、発電所のある地域のことを想像し、大切にしていきたいのです。
*電力の需給バランスを保つ必要があるため、100%の調達がこの方針に合致したものとはなっていません。
*物理的な「電気の質」は変わりませんが、皆さんが支払う電気代の「行き先(使い道)」が変わります。


もちろん地上設置の中でも、地域の方が主体となった、地域・環境に良い取り組みは積極的に応援しています。
宝塚市を中心に地域の農業を守るため営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)に取り組まれている(一社)西谷ソーラーシェアリング協会さんとの連携もそのひとつです。
電気は目に見えませんが、その背景には必ず「地域の風景」や「人々の暮らし」があります。 これからも私たちは、ただ電気を売るだけでなく、地域や環境にとって良い再エネを、能勢町・豊能町、そして電気をご利用くださっている皆さまと一緒に増やしていきたいと願っています。








