でんきのお客さまインタビュー#2 吉村農園 吉村聡子様・次郎様
地域で能勢・豊能まちづくりの「自然派でんき」をご利用いただいているお客様に、スタッフがインタビュー!
第2回目となる今回は、能勢町で農園の経営を行う、吉村農園の吉村聡子さん・次郎さんに、お話をお伺いしました。
【吉村農園について】
能勢で新規就農して約20年。
できるだけ農薬や化学肥料に頼らない農業に取り組み、主に夏はトマト、冬はいちごを出荷しています。
3年ほど前から、今世界中で注目されている「リジェネラティブ農業」に挑戦中。
リジェネラティブ農業は、日本では「環境再生型農業」と呼ばれており、畑を耕さずに土の中の微生物との共生関係を作ることで土壌の健康を保つとともに、畑を耕さないことで二酸化炭素の排出を防ぎ、気候変動対策にもなり得る農法のこと。
その他、マルチ(畑の畝を覆うシート)などのプラスチック製品をできるだけ使わないようにしたり、化石燃料の暖房器具を使わずにハウスの温度を調整する「無加温栽培」を取り入れるなど、環境に配慮した”持続可能な農業“に取り組んでいます。
ー能勢・豊能まちづくりとの出会いは?
2018年の西日本豪雨での被災をきっかけに、地球温暖化について考えるようになりました。
当時、この能勢でも床下浸水し、夏の主な収入源であるトマトが壊滅的被害を受け、数日避難所生活を送るなどして、温暖化による自然災害の頻発化・甚大化は、他人事ではないなと思いました。
自分たちの暮らしの中でも脱炭素に取り組みたいと思い、再生可能エネルギー(※1)を使った別の電力会社の電気を利用していたところ、町の広報誌で、この能勢・豊能エリアで再エネの電気を供給する電力会社が立ち上がるということを知りました。
このことは、私たちにとってはとても嬉しい出来事で、一般家庭へのサービス開始を待ち侘びていました。
今では、こうして自然派でんきを利用しているほか、能勢・豊能まちづくりが定期的に開催している「能勢・豊能みらい会議(※2)」にも参加し、スタッフの皆さんと顔見知りになって、環境やエネルギーについて意見交換したり、省エネについて相談したりする間柄になっています。
(※1)太陽光、水力、風力など、元々自然界にあり、枯渇せず、CO2やその他の温室効果ガスをほとんど出さないエネルギー
(※2)地域を良くする取り組みをしている団体や地域の方と一緒に、地域の課題や改善に向けたアイデアなどについてざっくばらんな意見交換を行う会議
ー能勢・豊能まちづくりの電気をご利用いただいている理由は何ですか?また、使ってみての感想や、気持ちの変化などがあれば教えてください。
国崎クリーンセンターの廃棄物発電によって作られた電気や、再エネを含むCO2を出さない電気など、環境にやさしい電気を利用できるところが一番の理由です。
一口に再エネと言っても色々なものがあり、中には山を削って斜面に太陽光パネルを設置するなど、環境破壊につながる再エネもあります。
ですが、能勢・豊能まちづくりではそのような電気は使わないと、みらい会議での説明でおっしゃっていたので、安心して使えています。
そのほか、地元の電力会社なので、何か気になることがあればいつでも気軽に相談できるところも良いですね。
先日は、電気代の内訳について詳しく教えてもらいました。燃料調整費や再エネ賦課金など、複雑でわかりづらかったので・・・。
スタッフの皆さんの顔が見えるのは、安心感があります。
ー能勢・豊能まちづくりの電気をおすすめしたい人はどんな人ですか?また、おすすめポイントを教えてください。
みんなにおすすめしたいです!(笑)。実際に、友人や両親など、身近な人にも紹介しています。
能勢はとても良いところなので、ずっと住み続けたい、発展してほしいと願っています。
そのために、自分たちにできることをやっていきたいです。
おすすめポイントは、2つあります。
1つ目は、能勢・豊能まちづくりの電気は、電気料金の2パーセントを、地域を良くする取組をしている団体に寄付することができる点です。
寄付できる団体がホームページに掲載されていて、能勢で暮らす中で実際に関わりのある団体も多く、応援したいところばかりです。
日ごろ寄付する習慣がなくても、電気料金の引き落としで自動的に寄付ができる仕組みは、とても良いですね。
寄付を通して、より良いまちづくりに貢献できることは嬉しいです。
2つ目は、再エネとともに地域の省エネに取り組んでいる点です。
省エネの呼びかけだけなら他の電力会社でもやっているかもしれませんが、能勢・豊能まちづくりは、保育園や学校に遮光カーテンを設置して、省エネ効果を検証するなどしています。
地域に入り込み、ここまで積極的な取組を行っている電力会社は、なかなかないと思います。
能勢は、食料自給率100パーセント、エネルギー自給率100パーセントを叶えられるまちだと思っています。
私たち生産者は、食料自給率の向上に貢献していきますので、エネルギーの方は能勢・豊能まちづくりさんにお願いします。
一緒に頑張りましょう!
吉村農園
住所:大阪府豊能郡能勢町
吉村農園紹介記事(マイナビ農業WEBサイト): https://agri.mynavi.jp/2023_01_15_215369/
問い合わせ先:
Facebook https://www.facebook.com/nose.yoshimura/?locale=ja_JP
メール yamakometomato★yahoo.co.jp(←★を@に変換して送信してください)