能勢分校産の電気がつくれました!

 弊社では、大阪府立豊中高校能勢分校と協力し、9月30日(金)に、リユースパネルを活用した、太陽光設置ワークショップ実施しました。

 能勢分校では、生徒が通学時にE-bikeを利用していることから、そのE-bikeの充電を今回設置する太陽光発電設備の電力から賄うことを目的としています。

 ワークショップには、学校で地域課題の解決をクラブ活動として行っている「地域魅力化クラブ」の生徒などを中心に、同校卒業生や環境分野に関心の高い住民など計20名が参加。はじめに、太陽光パネルで発電することの意義や効果、発電した電気の利用方法等に関する知識理解を深め、その上で設置作業に取り掛かりました。

 設置作業は、パネルの表面が土埃などで汚れていたためそれを拭き取ることからスタート。

綺麗になったパネルを順次架台の上に設置し工具でねじ留めを行いました。

 作業は2時間ほどで全てのパネルを架台に敷き詰められました。協力業者が電気工事を終え、給電用のコンセントにE-bikeの充電器を差し込むと充電中のランプが点灯。無事に通電が確認できました。

 今回リユースした太陽光パネルは合計38枚で、出力は約8kWです。この出力では、家庭約1〜2世帯分の消費電力相当の電力を生み出します。なお、太陽光パネルで発電した電力を利用するための変換機器であるパワーコンディショナーの出力が1.5kWのため、同時に充電できるE-bikeは10台程度となります。

 参加した生徒からは「自分達で設置することで(電気をつくる)自覚が生まれた」「ねじ留めが楽しかった」などの声が聞かれました。同校の菅原亮准校長は「生徒自身が身体を動かしながら電気を発電すること、使うことを体感できるきっかけとなったことが大きい」と取り組みの意義を語ってくださいました。

 今回設置した太陽光発電設備では、E-bikeへの充電のほか、併設した蓄電池に電力を貯めて、イベントなどで電力の活用も行っていく予定です。