上森 一成(能勢町長)
「地域資源」が循環するまちづくり
自治体のまちづくりにおいては、様々な「地域資源」が循環する仕組みづくりが大変重要であると感じています。
高度経済成長期のように人口が増大し、生活に必要となる製品の生産拡大、大量消費の時代は大きく転換し、私たちの生活様式や価値観も変化し続けています。
持続可能なまちづくりにおいては、自身の思いや実践の中で地域に存在している資源を集め、それらをつないでいく体制を構築することが必要不可欠です。
まちづくりに関わる様々な課題がある中にあっても、この町を大切に思い続ける人の心を継承し、豊かな自然環境等を強みとした取組みに不断の努力でその課題の解決に向かい続けていくことが大切だと考えています。
このまちづくり会社が地域の核となり、地域資源のサイクルを回し続ける「エンジン」として、地域の一翼を担い、皆様からご支援いただきながら、取組みをすすめてまいります。
塩川恒敏(豊能町長)
再生可能エネルギーによる持続可能なまちづくり
地域の特性を活かしたエネルギーの地産地消とICTを活用した分散型エネルギー社会を目指すため、株式会社能勢・豊能まちづくり会社を設立しました。
地域に再生エネルギー比率の高い電力を供給し、SDGsが目指す目標の達成に向けた取り組みに寄与する。「エネルギーを変えることでまちが変わる」安心して住み続けられる持続可能なまちづくりの実現に向けて取り組んでまいります。
榎原友樹(代表取締役)
地元に愛される会社を目指します
豊かな自然を持つこの能勢・豊能エリアで、両町と共に地域経済循環やエネルギーを軸としたまちづくりに関わらせていただくこととなり、大変身の引き締まる思いです。
両町が直面している様々な地域課題への挑戦は、どれも容易に解決できるものではありませんが、遅かれ早かれ日本の多くの自治体が直面する、逃げることのできない本質的な課題だと捉えております。我々は、こうした地域の課題群をそれぞれ別々にとらえて対処するのではなく、エネルギーを軸としつつも互いに相乗効果が生まれるように一体的に取り組むことで、「能勢・豊能モデル」ともいえる持続可能な地域づくりを目指しています。その第一歩として、まずは何よりも、地域住民の皆様に支えられ、ともに育てていただけるような「愛される」会社を目指したいと考えております。皆様の温かいご支援のほど、よろしくお願いいたします。